1. 教育体系の基本的な考え方
事業マネジメントのプロフェッショナル集団としてこれからも成長するために、社員1人1人が自らの責務を果たし、また利益共有者と力を合わせ、基本方針・基本政策を推進することを人材育成の面から支援する仕組みです。
2. 人事制度と教育体系の概念図
3. 「求められる社員像」と教育の方法
教育体系の前提にあるものは、社会から「求められる社員像」です。この「求められる社員像」の実現を目指し、継続的に育てていくための仕組みが教育体系です。
(1) 求められる社員像
・ Value(大切にする価値観)
会社全体の意思として、当社に従事する者として
自らを律し、指示を待つだけでなく主体的に考え、率先して行動する。
ひとりの人間として、社会人として必要な人間性と倫理観、社会的行動規範および作法を身につけている。
取引先様とは共同互恵、相互扶助の精神をもって、ともに成長していく関係を築く。
社内においては他の社員の人格と立場を尊重し、ともに支え合うことを大切にする。
地域社会で何が求められ、そしてそれに対して当社は、自分はどのような貢献ができるかを考え、行動する。
・ Will(姿勢)
当社に従事する者として
日々の一つひとつの言動や判断において、嘘やごまかしなどがなく、何事にも誠意をもって対応する。(ルールや約束を守ることも含まれる)
相手の身になって考え、行動する。
人の心、痛みがわかり、他者への感謝の念、配慮がある。
失敗を恐れず、前向きに、決して最後まで諦めずに新しい課題に挑戦し続け、成果を出す。
組合員様や、取引先様の困り事に対して従来の慣習にとらわれずに、新たな事業、しくみを作るなど創造的・革新的な考えをもつ。
向上心をもって、自らの能力を高めるための学習心をもち、自らの夢や目標に向かってキャリアアップしていく姿勢。
・Skill(能力)
(読み・書き・計算の基礎)
当社社員として必要不可欠な基礎力。
自分自身を対象にしたマネジメント力。
(自己理解力 自己統制力 回復力)
相手に自らの意思や考えを表現できる能力。
意思の疎通、的確な情報伝達、効果的なプレゼンテーションが可能となり、それが、リーダーシップの源泉のひとつともなる。
課題対応(事実の理解→課題発見→分析→行動→解決)当社の経営資源・ノウハウを駆使し、これをマネジメントすることにより、課題の解決を実現する。
(2) 教育の方法
①OJT(仕事を通じての能力開発)
②Off-JT(集合教育や外部研修への派遣)
③SD(自己啓発)
の3つの柱を設定し、「求められる社員像」の実現、職責や期待される役割、必要な資格の取得等の教育を行います。